読了!海堂尊「螺鈿迷宮」(ネタバレなし)

まずサクッと粗筋を紹介する。

東城大学医学部の落ちこぼれ、天馬大吉は幼馴染みの新聞記者・別宮葉子から東城大学附属病院のサテライト病院・碧翠院桜宮病院への潜入調査を依頼される。この病院はホスピス、寺院までもを併設しており、終末期医療の先端として注目を浴びる一方でダークな噂も絶えなかった。大吉は看護ボランティアを志願し、碧翠院を訪れるが…

この碧翠院桜宮病院は家族経営である。父で桜宮病院院長の巌雄、母で碧翠院院長の華緒、双子の姉妹で桜宮病院院長と碧翠院副院長を務める小百合とすみれである。もう一人、二人の姉の葵がいたのだが…これ以上は完璧にネタバレになるのでやめよう。

今日やっと読み終わった。僕は海堂作品が好きで何作か読んでいるのだが、話の重さは多分1番だと思う。普段出てくる東城大学附属病院がライトな世界を表しているのに対し、本作の碧翠院桜宮病院の担当する世界は死である。院長の桜宮巌雄は延命治療に否定的であり、苦痛を緩和する医療を行なっている。生と死に対する絶対的に相容れない考え方である。それは昔は北の東城、南の桜宮とも言われたが、次第に衰えていこうとする桜宮病院にしか出来ない領域とも言えよう。

このタイトルの由来となった螺鈿の部屋の記述は非常に美しく、哀しかった。ここの部分だけを10回ぐらい繰り返して読んだ。あまりにも美しかった。死とはこれほど美しいものなのかと思い、吸い込まれそうになった。

螺鈿とは貝を削って装飾に利用するわけである。いささか乱暴な言い方をすれば、貝の死体。これを散りばめることで何とも言えない美しさが出てくる。この碧翠院桜宮病院もそうなのかもしれない。死が日常的にあるからこそ、一瞬の輝きをいまだに放っているとも言えるのではないだろうか。

今日1日はこれ読んだショックが強すぎて電池切れ。

学習報告No.1

今日はまず朝ちょっと数学をやった。1時間ぐらいだろうか。課題+1ページ。これが予習の余裕っていうやつだろうか。朝は頭が良く働くらしいので、いつも数学をやっている。コーヒーと小田和正が良く似合う。

昼食後はどうしてもだらけてしまう。今日も例外でなく。まあ人間の本能的にしょうがないところなのかもしれないが。

午後は将棋を近所に指しに行って、けっこうクタクタになる。室内だからといって体力の消費を侮るなかれ。最後かなり残念だった。まあ最近忙しいからだ、と割り切る。

帰宅して英語と物理の課題をやる。物理はレポート(提出遅れてる、ヤバい)。グラフ綺麗に書けない。僕の書くやつは上がぽっかり空いたり、原点微妙にズレたりする。英語は意外と早く終わった。

宿題は終わりだが、明日は単語テスト。単語だけじゃなく、例文も出題される。短期記憶にならないように…でもやっぱ一日限定。今のレベルだと。単語とか例文は見て暗記できるっていう人もいるが、僕はそんなに頭が良くないのでいちいち書いて覚えなきゃ。

本日の勉強時間は、うーん、大目に見て3時間としよう。まあまあだ。

レッツスタート!

 僕は空をふわふわと漂う、わた雲になりたい。ぽかぽかとした気分で、誰にも邪魔されず、うつらうつらと。でもその道も苦労が絶えないかもしれない。…現実に引き戻される。物理のプリントいい加減出さないと。

 僕の書こうと思っている内容は主に3つ。

・日記。学習記録と言ってもいいかも。ほぼ毎日。って言わないと絶対自分怠ける。

・書評。好きな本を少しずつ紹介していく予定。

・将棋。現在アマチュア二段…上がれるか?大会に参加して書いたり、流行りの戦法を試してみたり。帰宅部の僕にはこれが部活。

その他臨時で、いろいろ書く予定。常設コーナーは多分上記の3つ。追加されるコーナーは出てくるか?

…とまあ、いろいろ偉そうに宣言しましたが、コツコツ書いていければと思います。よろしくお願いします。